ぱっちりひつじ

げんじつにっき

ひつじAによる全曲解説:第14回「ホラーティッシュのうた」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

続いては、3曲目、「ホラーティッシュのうた」。
かれこれ10年以上も昔、アルバイトに勤しんでいた時代に見た夢を元にしています。


■どんな夢?

とある雑貨屋でバイト中、話題の新製品のサンプルが届きました。
その名は「ホラーティッシュ」。
5箱で1セットになったそのティッシュは、
思わず鳥肌が立つような禍々しい雰囲気を放ち…

なんてことは一切なく、どうってことのない、安っぽいオーラを放っていました。

呪いの紋章付きティッシュ(ホワイト&イエロー)、これは、まぁ分かる。
ホラーっぽいもんね。

血痕付きティッシュ(ピンク&ブルー)、これは分かりやすいかも。
血の痕が付いてるのは、まぁ怖いかもねぇ。

わさびティッシュ(グリーン)、おい、なんだこれは。
あぁ、でも、これで鼻をかんだりしたら、確かに恐ろしい事態にはなるか。

ティッシュを試しに使ってみながら、なんとか怖いところを見つけようとしますが、
正直、安っぽさばかりが目につきます。
ぜんぜん怖くない。
がっかりしながら、雑貨屋の店長と雑談を始める僕。

「それにしても、なぜ、血痕付きがピンクとブルーなんですかねぇ?」
「血痕付きティッシュがホワイトだと、鼻血をふいた後のティッシュみたいだろ?
だから目立たないブルーとピンクにしたらしいよ」
「な~るほど」

…?

…まぁ、そんな夢です。


■どんな曲?

あまりにしょーもない夢だったので、
ちょっと脚色を加えて、CMソング化してみました。
夢で見た通りの展開をそのまま曲にするというルールから逸脱しちゃうかな?と、
最初は躊躇もありましたが。。
夢の中でCMソングが流れていた記憶もあるので、まぁいいかと。

全体的にノリノリのポップロックチューンですが、
中間部では、不吉な数字と呼ばれがちな「13」を取り入れ、
13/8拍子なんていう難しい拍子を使ってみました。
その結果…

肝を冷やしたのは楽器隊メンバーだけだったというオチ。
リズム間違えそうで、すごく怖かったです。

あと、ひつじBのイラストの、送料の部分。
これは、ホラーですよ。
なにせ、商品の値段よりも、送料のほうが高いですからねぇ!


■そのほかのエピソード

この曲の特徴でもある、うさんくさいテレビ通販パート。
1本のマイクをボーカル二人で持ち替えながら、
アドリブでやってもらったのですが。

録音前に軽い打ち合わせをしただけなのに、
たった1回のテイクで完了。

凄い、凄いぜ。

…と思ったけれど、考えてみれば、この二人は普段からこんなノリなので、
単に素のキャラが顕在化しただけかもしれない説。
まぁ、結果オーライですけども。


ひつじAによる全曲解説:第13回「ナナシザメ」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

続いては、2曲目、「ナナシザメ」です。


■どんな夢?

夢の中で、僕は、何の目的もなく、ただ広い海の中を泳ぎ続けるだけの生き物でした。
泳ぐ意味も分からない、自分がそこにいる意味も分からない。
そもそも、自分って何なんだっけ?
自分の名前って何だっけ?

悩み続ける生活に嫌気がさし、ちょっと遠くまで泳ぎに行ってみたところ、
暗い海の底で迷子になり、彷徨い続ける羽目に。
押し寄せる海流に飲まれ、
「もうこのまま死んでしまうんだろうなぁ」と思ったところに、
ふと、不思議な声が聞こえます。
「君に名前をあげよう」と。

気が付くと、まぶしい、明るい世界に僕は居ました。
もの珍し気に浴びせられる視線の中で、
僕は、自分が「サメ」という名前の生き物だということを知ります。

初めて名前をもらった喜び、注目される喜び。
やっと、自分が何者なのか分かった喜び。

しかし、絶滅した種の唯一の生き残りであったために、
過度に保護され、注目され、もはや自由に泳ぐことすら出来なくなりました。

こんなことなら、昔のほうが良かった。
自由に泳げた頃のほうが良かった。

そんなことを思いながら、水槽の中で、
昔の生活を思い出しながら泳ぎ続けるのでした。

”そうだ、嫌われていても、疎まれていても、
あの時の自分は、少なくとも孤独ではなかったのだ”


■どんな曲?

ぱっちりひつじ史上、最も長くて複雑な曲です。
あまり難解にするつもりは無かったのですが、
夢で見たストーリーを描写していくうちに、どんどん筆が進み、
気が付いたら、こんな大曲になっておりました。

イントロを経た後、シンセリードがメロディをとる6/8拍子のパートは、
いわばこの曲の主要テーマ。
後半に出てくるオルゴールパートや、
歌メロの一部も、このテーマをもとに組み立てられています。

そして、ようやく始まる歌メロパート。
この部分だけでも成立するような、
オードソックスな児童ソングをイメージして作りました。
ちゃんと、Aメロ、Bメロ、サビ、があります。

その後、深海を彷徨ったり、波にもまれて浜辺に打ち上げられたり、
水族館に保護されたりしながら、
元の歌メロパートに戻っていくのですが。

音楽的には元に戻っていながらも、
お話としては、まったく違うシチュエーションに変化しています。

…そのあたりは、ぜひ、歌詞と絵を見ながら聴いて頂けたらと。

自分が何者か分からずに、ただ「個」を求め続けたサメ君の、
ちょっと切ない物語を楽しんでもらえたら嬉しいです。


■そのほかのエピソード

泣きのギターソロがたっぷり盛り込まれたこの曲。
あまりにギターパートが多すぎて、
ひつじG:みうみう から、
「エンディングは、キーボードもソロやってくださいよ!」
と怒られてしまいました。
その結果、エンディングはギターとオルガンのソロバトルをすることに。
でも、やって良かったな、と思っています。

あと、特筆すべきは、主人公が浜に打ち上げられてからの、
縦長の生き物が取り囲むシーン。
学者(男)、学者(女)、漁師、老人、悪ガキ、という5つのキャラを、
ひつじE:ゆう が全て演じています。
器用ですねぇ。

ひつじAによる全曲解説:第12回「たいようのさいご ~その1~」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

このコーナーもようやくの再開です。
過去の曲のうち、まだ解説していないものもいくつかあるのですが、
それはいったん置いておくとして。
2ndアルバム「ゆめにっき2」の全楽曲に込めた思いを、
熱く語っていこうと思います!

まずは、1曲目、
「たいようのさいご ~その1~」。


■どんな夢?

太陽が爆発してしまう夢を、昔からよく見ていました。
もう、ドカーンドカーンと本当によく爆発していて、
正直なところ見飽きたくらいです。

ただ、そこには大きく3つのパターンがありまして。
簡単に書くと、以下のような感じです。

・自分が太陽そのものになって爆発する
・爆発した太陽を客観的に眺めている
・まったく関係のないストーリーの中で、太陽が爆発したことを知る

この事に気づいた時、
「これは三部構成の組曲にできるぞ、むふふ」
と思いついてしまったわけですね。

というわけで、本曲は、1つめのパターンである、
自分が太陽となって爆発する夢を題材にしています。

よくわからないけれどイライラする感じ。
自分の中に存在する原子の粒が、ぶくぶくと核融合を起こし、
抑えが利かなくなっていく感覚。

…ストレス社会を反映したような夢で、なんだかイヤですが。
曲の題材にできたから、まぁいいや。


■どんな曲?

イライラした気持ちを表現するために、
変拍子、不協和音、唸り声を、たくさん入れました。
ギターもベースも、ほんとに覚えにくいフレーズばかりです。
みんな、よくこんなの弾くなぁ(無責任)。
ひつじBのイラストもイライラ感が満載。
ボーカルは、ひつじCは敢えてお休みで、ひつじEにすべてを任せました。
爆発する瞬間の絶叫は、本作でも屈指の名演だと思っています。

あと、「太陽」というワードから、
KING CRIMSONへのオマージュも少しだけ入れています。
「part1」とか書かずに「~その1~」という表記にしたのは、
良心の成せる技。


■そのほかのエピソード

自分が太陽になって爆発する夢の中には、
他にも色々なバリエーションがありました。

「ラーメンの出前を運んでいる最中に、交差点でトラックにはねられる。
するとなぜか太陽に変身して爆発。
ナルトやメンマが宇宙に散らばり、それが新たな星となる」

「おいしいハンバーグを作ってくれるお姉さんが、僕のおでこをタッチする。
すると、なぜか太陽に変身して爆発。宇宙を漂う大量のハンバーグ。
焦げてはいるが、けっこう美味」

…などなど。

今回の作風には合わないので、そのあたりは描きませんでしたが、
その4、その5、を作ることがあれば、
題材にしてみても良いのかも?

お待ちかねの…2

ひつじF:とよでぃ :
Category: にっき

久しぶりの投稿のひつじFです。
福岡はまだ10度くらいありますが、自転車に乗ると耳と手にかなりの冷たさを感じるので、これから手袋&イヤーウォーマー必須です!

さて、ひつじEも書いていますが、ぱっちりひつじは全員が集まって、音を出しながらミーティングしないので、それぞれがレコーディングした音を聴いてて「そうきたかぁ~」っと。。
本作ではひつじGのプレイが随所に出たんじゃないかなぁ!
それでは、ひつじAの楽曲解説お楽しみに!

お待ちかねの…

ひつじE:ゆう :
Category: にっき

さてさて、年末年始の気分が抜けきってませんが
ひつじAの2ndアルバムの解説が始まりますよ~♪
ぱっちりひつじはリーダーの人徳だけで成り立っていると
言っても過言ではありません(笑)
「ひつじAが言ってるからなぁ。やるか!」
みたいな事が日常茶飯事ですからね。
レコーディングした音源をバッサリとカット!
無慈悲なやり直しに無茶振りの嵐。。。
多少、盛りました(笑)
メンバーもブログで知る新事実もあるらしい(?)です
楽しみです~!!
それじゃ、リーダーよろしく!

冬コミを振り返って

ひつじA:りょう :
Category: にっき

良いお天気が続いていますね!
のんびりと過ごしつつも、
次のイベントへの申し込みや、作ったCDの管理などで、
思ったよりワタワタと過ごしています。

さて、昨年末の冬コミ、ブースに来てくださった皆様、改めてありがとうございました。
新作が好評だったのも勿論嬉しかったのですが、
旧譜の「ゆめにっき1」が品切れになったり、
全作品を一気に買ってくださった人がいたことに、
驚き、嬉しく思いました。
新しくぱっちりひつじに興味を持ってくださった方が沢山いた証ですもんね。
これからも沢山の人に知ってもらえるよう、
色々なところに顔を出して行きたいと思います。

そんなわけで、
今年もぱっちりひつじをどうぞよろしくお願いします。