ぱっちりひつじ

げんじつにっき

ひつじAによる全曲解説:第2回「ぶらぶらねこ」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

先日発表したばかりの1stアルバム、なかなか好評のようで、嬉しい限りです。
そんなわけで、色々と温かいうちに2回目の楽曲解説をお送りします。

■ぶらぶらねこ

試聴動画の第2弾として選んだ曲。
元になっているのは、数年前からちょこちょこ見ている、猫がガブッと右腕に噛み付く夢です。

かなり大きな猫で、重いし、牙が皮膚に入り込んでいくし、生暖かい血の感覚もあるのですが、
痛みは感じず、むしろ「気持ち良~い」感じでした。
腕をぶんぶん振っても決して離れることはなく、ずっと噛み付いたまま。
そうこうしているうちに、その猫がとても愛しくなってきて、
「このままずっと噛み付いていて欲しい」と思うようになっていく・・・
そんな夢です。

これを歌にするなら、明るくて前向きな感じにしたいなぁ~と思ったので、
ある晴れた休日、手帳とペンを持ってわざわざ散歩に出かけ、歩きながら歌詞とメロディを考えました。
家にひきこもって曲を作ることが多い自分としては、ちょっと異色の作曲方法でしたね。

その甲斐あってか、他の曲とは少し傾向の違う、爽やかで可愛い曲に仕上がりました。
Aメロ→Bメロ→サビという一般的な歌モノの構成になっているのも、全10曲中これだけです。

とはいえ。
リズムはかなり複雑でテンポも速く、メタルっぽい刻みフレーズやツインペダルを強いる箇所もあり、
ボーカル二人の気持ち良い歌いっぷりとは対照的に、楽器隊の面々はだいぶ苦労していたようです。
アドリブを混ぜる余地が全く無く、演奏における緊張度としては、全曲の中でも1・2を争うかもしれません。
自分を含め、何テイクも録音を繰り返して、ようやく今の形になりました。

ちなみにギターソロは、フレーズや奏法も含め、全てみうみうに考えてもらっています。
実にギタリストらしい、躍動感あふれるソロになっていて、データをもらったときには思わず「おおっ☆」となりました。

アートワーク的なところでは、
田園風景にかかる虹、空の青さがとても美しく、これまたちょっと異色の爽やかさを醸し出しているように思います。
夢の中で感じた愛情や希望が見事に再現されていて、凄く良いです。

CDのブックレットを片手に、青空を眺めながら気持ちよく楽しんで頂きたい1曲です。