ぱっちりひつじ

げんじつにっき

ひつじAによる全曲解説:第16回「ご・アマーモス」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

続いては5曲目、見開きドドーンのイラストが美麗な、
「ご・アマーモス」です。


■どんな夢?

冷たく暗い、宇宙空間。
滅んでしまった惑星の表面で、僕はただ、
ぬぼーっと立ちすくんでいました。
自分の体は巨大化し、そのせいか、宇宙全体が小さく感じます。
どうしてこのような場所にいるのか、
惑星に何が起こったのか、さっぱりわかりません。

わかるのは、あたり一面に広がる星々に向かって、
歌を唄い続ける必要があるということ。
そしてその歌は、
「ご・アマーモス」という、
たった1行のフレーズしか無いものだということ。

哀しさも寂しさもなく、ただ無感情に、
僕は「ご・アマーモス」を歌い続けました。

するとどうでしょう。
僕の心の中に、宇宙の星々の歴史や記憶が次々に流れ込んできたのです。
悲劇的でやるせない、滅びた星たちの記憶の数々。

その時、惑星の東西南北から、不思議な気配を感じました。
辺りを見回すと、ウサギや子ヤギや、真っ赤なハトや真っ青なハトが、
「ご・アマーモス」を唄いながら集まってきているではありませんか。

僕も負けじと唄い返すうち、
やがてその歌は大きなエネルギーとなって宇宙全体に拡がっていきます。
同時に、星々から送り込まれる悲しい記憶の波が、
次第に和らいでいくのを感じ始めました。

僕は気付きます。
「そうか。この歌は、宇宙における共通の鎮魂歌だったんだ。
無機物、有機物、すべてに対して有効で、そして誰もが知っている・・・」

・・・ここで覚醒。


■どんな曲?

抽象的でシュールながら、とても深い余韻を残す夢でした。
なんともいえない物悲しい感覚を音楽化するのは苦労しましたが、
ひつじG:みうみう がこの曲をとても気に入ってくれて、
多彩なトーンのギターを駆使して曲に深みを与えてくれました。
ありがとう、みうみう!

厚く重ねたコーラスや、サビでのシューゲイザー的なギターワーク、
ハイポジションでメロディアスに動き続けるベースなど、
初めての試みが盛り沢山の1曲です。


■そのほかのエピソード

イントロのメカニカルなキーボードは、ほんっと難易度高かったです。
作曲時、実際に弾くことを考慮しないで作ると大変なことになりますね。

なお、この曲から7曲目の「にぎゃにぎゃじゅむじゅむ」まで、
トラックは分かれていますが、音のほうはメドレーのようにつながっています。
「たいようのさいご」シリーズとはまた別の、
隠れた三部構成組曲。