ぱっちりひつじ

げんじつにっき

ひつじAによる全曲解説:第1回「アイガ・アピア・アッキーア」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

9/22に無事発売されました!
ぱっちりひつじの1stアルバム「ゆめにっき1」!

夢で見た世界を曲にする、というコンセプトで活動しているわけですが、
なにぶん夢の世界であるゆえ、
前後関係、脈絡については、正直めちゃくちゃです。

そのめちゃくちゃさ自体を楽しんで頂きたい、
色々想像を膨らませてもらいたい、とは思いつつも、
「なんじゃこりゃ?わからん!」と思われた方も多いのではないかと思います。
なので、若干おせっかいかもしれませんが、
ざっくりと全曲の解説をしてみることにしました。

■アイガ・アピア・アッキーア

この曲は、2年ほど前に見た夢を元にしています。
妙にスケールが大きく、冒険譚のようなワクワク感があったので、
「アルバムの1曲目はコレしかない!」と、作った当初から思っていました。

「アイガ層」「アピア層」「アッキーア層」という地層が世界のどこかに存在することだけが分かっていて、
火のついたロケット花火を両手に持って空を飛んで、地層を探して世界各地を旅する物語。
途中、謎の光に襲われて別世界にワープし、
廃墟と化した惑星で一生を過ごすことを強いられますが、
「アイガ」「アピア」「アッキーア」という単語は、心の中でさらに大きな意味を持つようになっていきます。
地層にたどり着くことは結局できなかったものの、
その言葉の響きそのものが、自分にとっての大きな希望へと育っていく感覚。
そんなシーンの途中で、ハッと目が覚めました。

この夢の意味するものが何だったのかは今でもわかりませんが、
言葉の持つ力、いわゆる「言霊」のようなものを感じていたのは確かです。

なので、音楽化するにあたっては、
「アイガ」「アピア」「アッキーア」という言葉そのものを、
いかに魅力的に聴かせられるかを大事にしました。
夢の中で突如生成された謎の固有名詞を、どうしたら説得力あるものに変身させられるか、という。

10分もかけて大袈裟に展開していきますが、
冒頭部分の「アイガ・アピア・アッキーア」の合唱のメロディ、
地層をイメージした「ドンッ・ドンッ・ドンドドンッ」というリズムが一番大事で、
それらが曲の全てを支配していくような構成にしています。

曲の性格上、どう考えてもプログレ色が濃くなるのは明らかだったため、
アレンジにあたっては、
Yes、Peter Gabriel、Black Sabbath、EL&P、Rainbowといった、
ブリティッシュロックの重鎮達からの影響を、あえて前面に押し出してみました。
やるならとことんやってやれ!という感じで。
普段そんなにプログレに親しんでいるわけではないメンバー達ですが、
よくぞここまで付いてきてくれたなぁと感激している次第です。

くうかんきんぎょ君によるイラストも、
夢の中で感じた期待と不安の両方をバッチリ再現してくれています。
褐色主体の寂れた雰囲気の中に、きらりと希望が見える感じで、
とても気に入っています。