ぱっちりひつじ

げんじつにっき

ひつじAによる全曲解説:第23回「あかときいろとちゃいろ」

ひつじA:りょう :
Category: おんがく,ゆめ

2ndアルバムの全曲解説が終わったところで、
次は、過去のシングル盤に収録された楽曲の解説に進みたいと思います。

ずいぶん昔の作品なので、記憶にない方もいらっしゃると思いますが…。
これを機に、再び興味を持って頂けたら嬉しいです。


まずは、ぱっちりひつじ史上、
表現規制に引っかかる可能性が最も高い問題作、
「あかときいろとちゃいろ」です。

楽曲のテーマとなっている<3色の絵の具>ですが、
これは人間の体から出るいろいろなモノ、ではなく。
本当は、ケチャップとマスタードとソースなんですよ。

そうは思えないかもしれないですが、信じてください。
…僕も、信じたい。


■どんな夢?

時刻は夕暮れ時。
舞台となるのは、とある古びたマンションです。

その一室では、
正気を失った何人かの若者たちが、
おぞましい饗宴に明け暮れていました。

室内は真っ暗で、様子はわかりませんでしたが、
開け放たれた窓からは、
ゴリゴリと何かを切断する音や、
笑い声、叫び声が響いてきます。

でも、付近を歩いている通行人たちは、誰も気に留めません。
それどころか、ぐうぐうとお腹を鳴らし、
窓を見上げ、よだれを垂らしながら通り過ぎていきます。

やがて室内が赤と黄色と茶色のどろりとした液体で満たされた頃。
それは、まるで鮮やかな絵の具のように、
窓からとめどなく流れ出しました。

美しい3色のストライプを描きながら壁をつたって落ち、
だんだんと芳醇な香りを放ちはじめる液体。

すると、あたりに人が群がり始めました。
みんな、手にはパンを持っています。
食パン、コッペパン、フランスパン、その他いろいろ。

彼らは「あぁ、これはおいしそうだ!」と嬉しそうに叫びながら、
手に持ったパンに液体を塗りたくり、
むしゃむしゃと喰らいつきます。

その様子を恐々と見ていた僕でしたが。
だんだんと「そんなにおいしいのかな?」と気になり始め、
モノは試しと、3色の液体を指でぬぐい、
ぺろりと舐めてみました。

うん、これ、完全にケチャップとマスタードとソースだわ。

おいし~~~。


・・・と、ここで覚醒。


■どんな曲?

この夢を見た時は、
「とうとう自分も頭がおかしくなったかな…」と思ったのですが、
オチはギャグっぽいし、まぁいいやと思って曲にしてみたところ。

意外にもメンバーからのウケが良く、
そのまま仕上げることになりました。

怪しい色彩を放つアートワーク、
狂気とお茶目が共存したボーカル、
そして楽器隊の渾身の演奏が融合した結果、
なかなかにインパクトのある曲になったと自負しております。


■そのほかのエピソード

メンバーお気に入りの曲であることは前述の通りですが。

それよりも驚いたのは、
発表後の好意的な意見の多さ。

ひつじC:ちさる は幼稚園の先生なんですが、
教え子である子供たちや、その親御さんたちも、
この曲を楽しく口ずさんでいるとかで…

おいおい、大丈夫なのか!?

…まぁ、残酷な夢も、夢占い的には良い暗示だったりするみたいだし。
本当はケチャップとマスタードとソースの歌だし。

良しとしましょうかね。